リハビリ施設での仕事内容とは

2020.05.30掲載
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高齢化社会に伴い、脳卒中や脳梗塞などの疾患でリハビリテーションを要する人が増えてきています。また、交通事故といった不慮の事故で骨折をしてしまった、スポーツをしている時に、靭帯を伸ばしてしまったなどのトラブルでも、リハビリ施設を利用することがあるでしょう。ここでは、リハビリ施設とその仕事内容について紹介します。

リハビリを行う施設ってどんなところ?

リハビリテーション施設は、大きく2種類に分類することができます。

一つ目は、外傷が原因で機能不全を起こしてしまった際に、その回復を手伝うための医療関係施設。整形外科がこれに該当します。総合病院などの大規模な病院では、リハビリテーション科を専科として設けていることも珍しくありません。

二つ目は、介護老人保健施設や特別養護老人施設、通所介護施設。こちらは、脳卒中や脳梗塞などの病気によって体の機能が低下してしまった人や、老衰のためにうまく体を動かせない人などを訓練するための施設です。

いずれの施設も、今後の高齢化社会を見通して、地方都市圏関係なく点在しています。厚生労働省によって、施設に配置しなければならない療法士の種類や人数が定められていることも特徴です。どこでも必要があればリハビリを受けることができるような環境づくりに向けて取り組みが進められています。

リハビリ施設の仕事内容って?

リハビリは、専門的な知識と技術を持っていなければ行うことができません。例えば、骨折をした際、自主的に訓練をして回復することは難しいものです。そこで、国家資格を持っている療法士の手を借りることになります。

国家資格で認定されている日本の療法士は、理学療法士と作業療法士、そして言語聴覚士の3種類です。それぞれ、医師の指示を受けて適切な訓練や指導を行うことは共通ですが、専門の作業領域が異なります。

・理学療法士

理学療法士は、病気や事故などで一時的に機能を失ってしまった体を動かせるよう訓練を行う専門職です。脳卒中患者の歩行訓練をしたり、腕を骨折した人が指先まできちんと動作できるようにトレーニングをしたりするのが、主な仕事内容になります。

・作業療法士

作業療法士の仕事内容は、体をある程度動かせるようになった部位に対して、日常生活での動作に支障が出ないように訓練をすることです。ハサミや包丁を使えるように指先の訓練を行うことなどが主な専門領域となります。

・言語聴覚士

上記の療法士が、四肢や関節のリハビリを専門としているのに対し、言語聴覚士は「話す」「聴く」といった言語能力を回復、向上させることを専門としています。障害児施設や教育機関など、さまざまな場所で活躍している専門職でもあります。

療法士を手伝う助手の仕事について

リハビリを行う現場によっては、療法士だけでは人手が足りず、その仕事の補助を求められることがあります。そういった時に活躍するのがリハビリ助手です。

リハビリ助手は、国家資格のような特別な資格を必要としないため、誰でもその仕事に就くことができます。しかし、リハビリの準備や実際の指導を行う際の補助など、体力仕事になることもあり忍耐力が必要です。

状況によっては看護助手として、リハビリ現場での雑用全般を任されることもあります。未経験の方でも研修や指導を行ってくれるところもありますので、そういった施設に就職することで、不安も少なく業務へ入れるでしょう。

リハビリテーションは、失われてしまった機能を取り戻すための大切な治療過程です。特に今後は、高齢化の進行が懸念されていますので、活躍の場が広がることが予想されています。福祉関係の仕事をしたいと考えている方は、リハビリテーション施設への就職も視野に入れると良いでしょう。