介護職での転職は失敗しやすい!?成功させるためのコツとは

2020.07.15掲載
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介護職は待遇面や仕事で感じる負担の大きさなどで、転職を失敗したと感じる人が多い傾向にあります。そのため、介護職への転職を検討している人は、実際にどのような労働環境なのかをあらかじめ把握しておくことが大切です。この記事では、介護職への転職に失敗したと感じる理由や、転職を成功させるためのコツについて紹介します。

1. 介護職での転職失敗理由1:待遇

介護職へ転職したことへの失敗理由として、給料が想定よりも低い、休みが思うように取れないなどが挙げられます。給料に関しては、資格なしで働いている人の場合、平均月収は19万円です。仮に介護福祉士の資格を持っていたとしても、平均月収は24万円となっています。これは他の業界よりも低い傾向です。休みの取り方に関しては、求人票に記載されている通りに休めないこともあります。例えば、年間休日120日という記載でも、この中にリフレッシュ休暇(夏休みや年末年始など)が含まれている場合、全ての休日が取得できない人もいます。

また、勤務体制においては、夜勤・宿直のどちらで働くのかという理由で施設側とトラブルになり、転職したことを失敗したと感じるケースも少なくありません。さらに、未経験で入社したものの、資格なしではできない仕事もあるので、思うような活躍ができない施設もあります。自分なりに努力しても、昇級できないなどのケースもあるので、仕事へのやりがいを感じられない人もいます。昇級は給料にも大きく影響するポイントなので、入社前には5年後、10年後の待遇などにも注目しなければなりません。その他、施設によっては、労働環境や福利厚生が充実していないところもあるなど、転職を失敗したと感じるケースはさまざまです。

2. 介護職での転職失敗理由2:仕事内容

介護施設には特別養護老人ホームや有料老人ホーム、グループホームなどさまざまな種類があり、介護職員の仕事内容もそれぞれ違ってきます。そのため、同じ介護職だと思い働き始めても、実際は違っていたということも多いです。転職する際には、給与面ばかりに気を取られるのではなく、施設のサービス内容も確認して自分の経験や知識を活かせるところかどうかを判断することが大切です。また、介護職へ転職が失敗したと感じる理由には、体力がもたいないというケースもあります。介護士は要介護者に対して、直接サポートを行うのが仕事です。要介護者のトイレや入浴を手伝うことはもちろん、食事の配膳や施設の掃除、夜間中の見回りなども仕事に含まれます。

このような仕事に関する技術的な指導を受けられれば、介護士の負担も多少は少なくなります。しかし、施設によっては指導内容が充実しておらず、介護士1人あたりの負担が大きくなることもあるので、求人票の内容は必ずチェックしなければなりません。求人票に記載されている例としては、年収500万円以上の管理職募集(未経験OK)と書かれていることがあります。管理職であれば、施設や介護士の管理なので身体的な負担は少なく、年収も申し分ないので魅力的です。しかし、場合によっては要介護者の介助や清掃、介護士の欠員補充、夜勤対応などを求められることもあります。このようなケースでは、さまざまな面で責任を負わなければならないので、身体的・精神的に負担が大きくなってしまいます。

3. 介護職での転職失敗理由3:人間関係

介護職の現場では、人間関係が原因で転職を失敗したと感じる人も多いです。人間関係の問題に関しては、求人票や施設のイメージ写真などを見ただけでは判断できません。実際に働いてみなければ、実態がわからなくなっています。特に、介護職の場合、女性職員の割合が多くなっているため、男性が働き始めると居心地の悪さを感じることもあります。さらに、女性主体の職場では派閥やグループなどができることもあり、グループ間の揉めごとに巻き込まれることが、精神的な負担になることも少なくありません。場合によっては、新人いじめの標的になってしまい、退職してしまう人もいます。新人いじめの標的になってしまうと転職したてでわからないことも多い中、仕事を教えてもらえない、負担の大きな仕事でもフォローがない、といったケースもあります。

人間関係で転職を失敗させないためにも、事前に転職サイトなどで施設の評判や退職者の施設に関するコメントなどを確認しておきましょう。それで必ずしも人間関係を把握できるわけではありませんが、施設の雰囲気や職員同士の仲の良さなどを知るきっかけにはなります。

4. 介護職で転職を成功させるコツ1:事前に十分調査する

介護施設の待遇面・仕事内容は、求人広告の募集要項や面接などで分かる部分も多いですが、記載されていない内容もあります。そのような内容については、面接時にすべて聞いておくと安心です。例えば、有給休暇や育児休暇など福利厚生に関しては、募集要項に取得できると記載されていても実際の取得率までは把握できないこともあります。面接での質疑応答の際は、実際に働き始めたときのことをイメージして、より具体的な内容を質問してみましょう。具体的な質問をすることで、それまで不透明だったポイントについても知ることができます。

また、施設見学が許可されている場合、積極的に足を運んで現場の雰囲気を調査しておくことが大切です。募集要項や転職サイトに掲載されている写真などでは、実際の職場の雰囲気は掴みづらくなっています。そのため、施設見学を利用して、現場で働く職員から話を聞いたり、働く姿を見学したりすることで、より正確に現場の雰囲気を把握できます。施設の利用者の表情や、施設内の清潔さなどもチェックすべきポイントです。他にも、介護職への転職経験がある人を見つけて、事前に相談することも転職を成功させるコツとなっています。

昇級が見込める施設の特徴や、どのようなポイントを見極めて転職すべきかなどは、実際に介護職への転職経験がある人であれば、アドバイスしてもらいやすいです。将来的なキャリアアップも含めて相談できれば、転職によるリスクをより軽減できます。

5. 介護職で転職を成功させるコツ2:しばらく頑張ってみる

転職してすぐの時期は、慣れない仕事が多いため大変に感じてしまうときもあります。想像以上に大変な仕事だった場合、転職が失敗だったと思ってしまう人もいます。しかし、ある程度仕事に慣れて大変な時期を超えると、仕事の良さや、やりがいも感じられるので、しばらくの間は我慢して頑張ってみましょう。少なくとも数カ月は続けていると、介護職に関するポジティブなポイントが見えてきます。また、仕事を始めたての頃は、他の先輩職員ともうまく馴染めないこともあります。ある程度の期間、一緒に仕事を続けていくとお互いの人となりがわかってくるため、人間関係を構築しやすいです。

もし、苦手な人や新人いじめをしてくる人がいた場合、施設長や直属の上司などに相談して対応してもらうようにしましょう。場合によっては、その人と勤務時間をずらしてくれたり、仕事内容を変更したりするなどの対応を取ってもらえることもあります。負担に感じることがあっても、すぐに失敗したとは思わず、できる限りの行動を起こして働きやすい環境を作っていくことも大切です。

6. まとめ

同じ介護職であっても、施設が異なると仕事内容や待遇面など、さまざまな点で違う部分が見えてきます。そのため、転職先に関する情報は事前にしっかりと調査し、問題なく働ける環境かどうかを把握しておくことが重要です。介護の求人あるあるを利用し、施設に関する疑問や不安なポイントをなくしつつ、転職を成功させましょう。