3つの介護スタイル③
2021.01.27掲載
お役立ち情報
施設介護とは
親が老人ホームなどの施設に入居して介護サービスを受ける介護スタイルです。
施設介護のメリット
施設介護の最大のメリットは、介護のプロが見守ってくれる点でしょう。施設には介護士の他に看護師や医師などがいるため、万が一のときも安心です。また、自ら介護する必要がないので、介護者にとってはその分精神的な負担が軽減されるでしょう。
- 専門家に介護してもらえる
- 家族の負担が軽減される
施設介護のデメリット
一方でデメリットとして、施設利用の費用の高さがあります。終身利用を前提した介護保険施設(介護保険が使える施設)は特別養護老人ホームと呼ばれていますが、こちらでも介護費の他に個室費用などがかかります。
高級有料老人ホームとなると、入居一時金だけで数千万円の支払いが発生することもあります。また、仮に高額な入居費用を支払ったとしても、その環境が要介護者に合うかどうかまでは保証されません。場合によっては、施設になじめず退所し、自宅に戻ってくることもあるのです。
- 費用が高い
- 退所してしまうこともある
どの介護スタイルにも、それぞれメリットとデメリットがありますね。自分の仕事や経済的状況、親の状態などを考慮して、何が最適なのかをよく考える必要があります。
とはいえ、はじめての介護では「何が分からないのか分からない」状態に陥ってしまうこともしばしばです。そこで次章からは、介護がはじまる前、はじまった後の動き方について解説していきます。